Tuesday 15 September 2020

あなた、信じられる?

 最近ストーカーに関する短編小説を読んだ。その後、ストーカー被害を受けていた男に経験したことを語ってもらった。当時に住んでいる寮の鍵を盗まれたり、部屋に忍び込まれたりされたという話だ。ストーカーは女の子であった。の女はどういう気持ちに行動したのだろう。彼の煙草を吸っている間に、涙でもこぼれてしまったのでは?

彼の優しさに触られたあの子、そして手を伸ばしてやった彼。あの2人の中に好意がそれぞれ咲いていた。と言いたいが、親切な彼にとって、好意は誰にも表すものだという。男のぬくもりの知らないあの子には、ほんの少しだけのその熱さが芯に火をつけた。燃えていく、燃えていた。

この話には続きなど一切ない。ではなぜかこの話をしていたというのか。さあ。何十年後、例の男はまだどこかで炎を煽いでいるのかもしれない。だって、男は信じられないもの。

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