私、20年遅れたかもしれない。かつて子供たちが持っていた夢、なおさらこの瞳の奥に輝いている。希望は光っているのなら、その陰に眠っているのは絶望。誰かが送ってくれた幸せはいずれに去っていくのだろう。どのくらいかな、微笑みの飾れる時間。
わたがしのように、貴方への思いが甘く、柔らかく、たまらない。すぐ溶ける糖分が体中に盛り上がり、これが幸せだとばかりに雲より遠い場所まで連れて行く。けれど空に飛んでいても、見つかるのはただ白い白い飛行機雲。金色の雲はどこにある?
いつも手に入れないものばかりが欲しい。目の前に伸ばしてきた手をよそに、私はその伸ばそうともしない腕しか望んでいない。
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